年長6才、公文算数B教材で足し算ひっ算をスタートしました。
先日、年長の長男(6才)はB教材に入りました。
1~10番はA教材の復習で足し算で、今日から11~15番の足し算のひっ算に挑戦しました。
11番の最初は繰り上がりなしなのですが、途中からもう繰り上がりが出てきます。
学校だと繰り上がりなしばかりをやって、それから繰り上がりありをするという順番ですが、公文では1枚のプリントに最初から繰り上がりあり・なし・0+0や2+0などの少し戸惑う計算も入っています。
長女の時には繰り上がりを教えるのに苦労しました。おはじきやマグネットを用いて、10個集まったら10の位にお引越しというのを何度もやり、何度も教えても「意味がわからない」の一点張りでした。とりあえず「1の位が10より大きかったら10の位を1つ増やさなきゃいけないよ」と言い続けました。しかし、1の位?10の位?という言葉がもう聞きなれないことで、余計意味がわからなくなっていたみたいです。
しかも公文では繰り上がりは書きません。最初だけ書いてもいいよと始めると、止めるのも難しく、繰り上がりの計算するのを忘れたりします。
長女も最初からかかずにやっていましたが、長男もそうしています。
長男はおはじきもマグネットも使わず、プリント上で「この場所が1の位という名前で、1~9の数字しか入れないよ。10より大きくなったときは、隣の10の位の数が1つ増えるよ」とまずは場所の名前と繰り上がりから教えました。
「10個集まったら必ず10の位が増えるよ。」
「1の位の足し算は一番大きい数字が9だから、9+9が一番大きい数の計算だね」
「だから1の位が10~18までの数の時、隣の10の位が1つ増えるってことだよ」
「その時は1の位には、12の2の部分だけ、13の3の部分だけ、14の4の部分だけ書くよ」
とゆっくり説明して、「やってるところ見せて~」と言いました。
そして、「ここからやってね」と10の位を隠すように問題の上に指を置いて、1の位同士の計算を1の位に書かせてから、10の位の指をどけて、10の位を計算させました。最初は10の位は1つしか数字がないので、「何も書いていないところは0だよ」と教えました。
そうして、1問1問進んでいき、1の位が計算できたら「そうそう」繰り上がりが出てきたらすかさず「10より大きくなったら、10の0の部分だけ書いて、(書いたのを確認し)そうそう。そして隣の10の位を1つ増やす。そう!!出来てる~!!」と、褒めながら進んでみました。
5問くらい進むと、わかってきたようで繰り上がりがないものはさらっと、繰り上がりがあるものは一瞬とまるのですかさず「15は10より大きいから、、、(思い出すのを待つ)そう!5だけ1の位に書いて、、、10の位を、、、1つ増やす~!!出来てる~!すご~!」という感じで、11~15番は10分かけてやりました。
本人は「楽しい~!!」と久しぶりに新しいことをしている気分になったのでしょう。
同じ足し算なのですが、ひっ算に挑戦するのが楽しかったようで、また出来る自分が楽しかったようで満足していました。
子供はすぐに覚え、すぐに忘れるものなので、明日も付き添って一瞬止まったり、ふとわからなくなったときにすかさず思い出せるためのヒントを出して、テンポよく進んでいきたいと思います。まだ幼児なので、わからないことに何分もかけていたら集中も体力も続かないですしね。勉強が楽しいことさえ知っていたら、必ず大きくなってから難しい問題も絶対答えを探し出してやるという気持ちで臨めることでしょう。
長女の時には教え方も下手だったなぁと反省しています。
しかも、何度も同じこと言ってしまいました。
長女は自分が納得していないのに、とりあえずそう言われたから10の位増やしておくってことが出来ません。なぜ10の位が増えるのか自分が納得したいのです。女の子では良くあることかもしれません。
何度も一緒に取り組んだり、コピーした拡大プリントを私がやってみせたりもしました。やっているときにはわざと大きな声で「1の位と1の位の5+7は12だから、1の位に2を書いて、10の位が1つ、、、増えた~!!」とやりながら5枚やり続けました。
長女は自分で理解するのが好きなので、私に何度も口で説明されるより、それを見て自分で法則を発見する方法が向いていたようです。
それからある日自分で納得して、進み続け4か月で終了しました。
B教材の間に九九をバラバラでも完璧に瞬時に言えるように練習しておき、c教材に備えたいと思います。そのころには小2長女のC教材が終わっているといいなと思います。
足し算引き算は最初は楽しく、もっと知りたくなるように遊びから、そしてわかるからプリントを解ける、解ける自分かっこいい、もっとやりたいという気持ちにさせられるように、早めに遊びに取り入れておくことをお勧めします。
こちらのつみきは、空間認識にも使えますが、「赤組さんと青組さん合わせて何人かな?」などクイズをして、指で「1,2,3,4、」と数え実物を見て覚えたことは記憶の定着も良いです。頭の中に積み木の映像が浮かんで、繰り上がり繰り下がりにも対応しやすくなります。色味が綺麗で無駄がなく、空間認知問題が出てきたときに説明してたりするのにも使えるので1つ持っておくと便利です。値段も高くないですし、クリスマスプレゼントのついでに追加して「サンタさんからみんなで仲良くつかってね!ってもう1つ届いてる~」と我が家に導入していきました。
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こちらのそろばんも同じ理由でお勧めです。長女の時には取り組めていなかったのですが、長男はこれで数えたりユラユラしたり、ジャカジャカしたりしているうちに気づけば10の塊を意識していて、1~120を数えてみたり、何度も数えたら「10ずつ増えてるから、10、20って数えた方が早かった」や「赤が5で青が5やと10なんか~」とかつぶいていました。それのおかげか、計算が早く足し算は220問を10分で仕上げています。こちらはほとんど私はなにも介入していないのですが、部屋にあると目立ちますし、音もなるから面白かったのかいつの間にか遊ばれていました。
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ドリルやカードは親が頑張らなくてはいけないので、良く遊んで数って何?ってところをふんわり本人が理解してからの方が自然で、こちらも楽ですよね。